サイトを持っていなくても登録できるASPはどれか、公式ヘルプで確かめた

「サイトが無くてもASPに登録できます」。

アフィリエイトの始め方を調べると、たいていこう書いてあります。で、実際に各社の公式ヘルプを読んでみると、この「登録できる」の中身が会社ごとに全然違う。会員登録はできるけれど広告は貼れない、というところもあれば、SNSのアカウントで代用できるところもある。ひとくくりにされているのが、ちょっと引っかかりました。

先に結論を書きます。登録時の審査が一切ないのは、調べた7社のうちA8.netだけです。 ほかは何かしらの審査があるか、招待されないと入れません。

この記事は、ASPの機能を丸ごと比べる記事ではありません。「サイトがまだ無い、あるいは記事が数本しかない状態で、どこなら登録できるのか」。読者が知りたいのはそこだけだと思うので、そこに絞ります。

調べ方

根拠にしたのは各社の公式ヘルプとFAQ、登録案内ページだけです。ログインはしていません。誰でも読める範囲で確認しました。

念のため書いておくと、このサイトはまだどのASPにも登録していません。 なので「登録してみたらこうだった」という話はこの記事には出てきません。書いてあるのは公式ページに書かれていたことだけです。

調査日は 2026-09-15。 最低支払額も手数料も、ASP側の都合でわりと変わります。この日付の時点での情報として読んでください。

サイトが無い状態で登録できるか

ASP サイト無しで登録 登録審査 出典(2026-09-15確認)
A8.net (SNSか、A8.netが用意する無料ブログ「ファンブログ」で代替) なし。即日利用できる サイトなし登録 / 審査なし
もしもアフィリエイト 会員登録は可。広告を貼るにはサイトが必要 あり(登録情報の審査) 公式ヘルプ
afb(アフィb) 明記なし。登録フォームにサイトかSNSの入力欄あり あり(簡易サイト審査、3営業日) 登録案内
アクセストレード 不可。URLが必須(無料ブログ・SNSは可) あり(3営業日) 登録 / 審査FAQ
バリューコマース 不可。サイトかSNSの情報が必要 あり 登録
レントラックス ―― 招待制 公式未確認
felmat ―― 招待制 公式未確認

A8.netが特殊です。 登録時の審査そのものが無い。サイトを持っていなくても、SNSアカウントか、A8.netが提供している無料ブログ「ファンブログ」を登録先にすれば通ります。公式FAQにそう書いてある。

そして、審査が無いということは、登録した瞬間に管理画面へ入れるということでもあります。ここは後で効いてきます。

ただ、ひとつ勘違いしやすいところがある。審査が無いのは「A8.netに登録すること」についてだけです。実際に広告を貼るには、広告主ごとに提携を申請して、そこで広告主側の審査を受けます。これが提携審査。どんな基準で、どれくらいの日数で通るのかは公表されていません(後の章で書きます)。「審査なしで登録できる」と「審査なしで広告を貼れる」は、別の話です。

もしもアフィリエイトは区別が要ります。会員登録だけならサイト無しでもできる。ただし、実際に広告を貼るにはサイトの登録が必要です。「登録できる」と「使える」が別のタイミングになっている。入口が開いているだけで、中には入れない状態、と言えば近いでしょうか。

afbは公式ページに「サイト無しで可」とも「不可」とも書かれていません。登録フォームにサイトかSNSの入力欄があるので、SNSで通るのかもしれませんが、そこは確認できませんでした。アクセストレードとバリューコマースは、URLかSNS情報が必須です。無料ブログでもよい、とアクセストレードは明記しています。

お金が手元に届く条件

登録できても、報酬が振り込まれる条件を知らないと後で困ります。ここは表にしないと分かりにくいので表で。

ASP 最低支払額 振込手数料 出典(2026-09-15確認)
A8.net 1,000円 か 5,000円 を選択 自己負担。ゆうちょ銀行は一律66円、他行は3万円未満495円・3万円以上660円 支払条件 / 手数料 / A8キャンパス
もしもアフィリエイト 1,000円(住信SBIネット銀行なら1円) 無料(もしも負担) 公式ヘルプ
afb 777円 無料 公式未確認(個人ブログのみが出典)
アクセストレード 1,000円 無料 支払条件
バリューコマース 1,000円 無料 支払条件
レントラックス 39円 無料 公式未確認
felmat 1,000円 不明 公式未確認

表を作っていて、一か所だけ目を疑ったのがA8.netの振込手数料です。

調べた中で、振込手数料が自己負担なのはA8.netだけでした。他社はどこも無料です。

しかも金額が一律ではありません。登録する銀行で変わります。 ゆうちょ銀行なら振込額に関係なく一律66円。それ以外の銀行だと、3万円未満で495円、3万円以上で660円です。

数字にすると効き方が分かります。報酬が1,000円のとき、ゆうちょ銀行なら934円が手元に残る。他の銀行だと505円です。ほぼ半分持っていかれる。 成果が月に数千円しか出ない初期ほど、この差が重くのしかかります。報酬がまとまってくれば割合は小さくなるので、これは「初期にだけ効く差」でもある。

というわけで、A8.netに登録するならゆうちょ銀行の口座を使ったほうがいい、という話になります。口座の登録は会員登録の途中で求められるので、先に用意しておくと迷いません。

もしもアフィリエイトにはW報酬制度というものがあって、成果報酬に自動で12%が上乗せされます(公式ヘルプ)。ただしAmazonと楽天の案件は対象外。手数料無料と合わせると、少額の成果を取りこぼしなく受け取るという点では、もしもが一番条件が良い。

招待されないと入れないASP

レントラックスとfelmatは、招待制です。自分から申し込む窓口がなく、ASP側から声がかかるのを待つしかない。サイトが無い段階では、そもそも候補に入りません。

表に載せた支払条件(レントラックス39円、felmat1,000円)は、個人ブログに書かれていた数字です。公式ページでは確認できませんでした。招待制なので公開情報が少なく、裏が取れない。数字は載せましたが、公式未確認という前提で見てください。

公式で裏が取れなかったこと

第1弾の記事と同じ態度で、分からなかったことを分からなかったまま書きます。

afbの最低支払額777円と振込手数料無料。 この数字はネット上のあちこちに出てきますが、afbの公式ページでは見つけられませんでした。出典が個人ブログしか無い。有名な数字なので本当かもしれませんが、公式で確認できていないものは確認できていないと書きます。

「記事10本以上あれば提携審査に通る」といった数値の基準。 これもよく見かけますが、公表しているASPは1社もありませんでした。個人の経験談が基準のように広まっているだけです。何本で通るかは分かりません。

AI・SaaS系の案件が具体的にいくらなのか。 これはどのASPでも、管理画面にログインしないと見られません。公開ページに載っているのは「こういうジャンルの案件があります」までです。afbには「AI特集2026」というページがあって、AI系の案件を扱っていること自体は確認できました(afb AI特集2026)。もしもがAIスライド生成ツール「イルシル」を扱っていることも、プレスリリースで確認できています(PR TIMES)。ただ、報酬額は分からない。

で、どこから登録するか

目的で分けると、順序がはっきりします。

とにかく案件と報酬額を見たいなら、A8.net。 審査が無いので、サイトが1ページも無い今この瞬間に登録できます。登録すれば管理画面に入れて、どの案件がいくらなのかが見える。上に書いたとおり、報酬額は公開ページには載っていないので、これを見る手段が他にありません。サイトを作る前に報酬額を知っておけば、報酬の安い案件のために記事を何十本も書く、という回り道を避けられます。

少額の成果を確実に受け取りたいなら、もしもアフィリエイト。 振込手数料が無料で、W報酬の12%も付く。ただし広告を貼るにはサイトが必要なので、登録はサイトができてからになります。

afbはAI系の案件が期待できますが、簡易サイト審査があるので、記事がある程度たまってから。アクセストレードとバリューコマースは手数料無料で条件は悪くないものの、URLが必須なので、これもサイトができてから。レントラックスとfelmatは、待つしかない。

順序の話をしているだけで、どこが儲かるという話ではありません。そこは分かりません。

まとめ

登録時の審査が無いのはA8.netだけです。サイトが無くてもSNSかファンブログで登録できて、即日で管理画面に入れる。代わりに振込手数料が自己負担で、他社は無料。A8.netを使うならゆうちょ銀行の口座がいい(66円。他行は495〜660円)。

もしもは会員登録だけならサイト無しでもできますが、広告を貼るにはサイトが要ります。afb・アクセストレード・バリューコマースはサイトかSNSの情報が必須。レントラックスとfelmatは招待制です。

afbの最低支払額777円、「記事10本で審査に通る」といった数字は、公式では確認できませんでした。

そして毎回書きますが、この記事の内容は 2026-09-15 時点のものです。 登録する前に、必ず各社の公式ヘルプで最新の条件を確かめてください。


訂正(2026-09-15)

公開直後に、A8.netの振込手数料を「250円〜429円」と書いていました。これは誤りです。

参照していたのは「即時支払」という別制度の手数料ページで、通常の振込手数料とは違うものでした。出典リンクは貼っていたのに、そのリンクが別の制度を指していたわけです。

正しくは、ゆうちょ銀行が一律66円、その他の銀行が3万円未満で495円・3万円以上で660円です。該当箇所を修正しました。

この記事は「第三者サイトが裏を取らずに数字を書く」ことを問題にしています。そう書いた本人が、出典を貼ったうえで別の制度の数字を引いていました。出典があることと、その出典が正しい対象を指していることは、別の話でした。